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新標準高級日語第九課:自然災害

時間:2024-09-27 11:34:37 高級日語 我要投稿
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新標準高級日語第九課:自然災害

  會話

新標準高級日語第九課:自然災害

  安否を遣う

  上海。森家。ある自の早朝、中國の青海省でマグニチュード5の地震が起きる。緑が家族を送り出して朝食の片づけをしていると。日本にいる母親から電話がかかってくる。

  緑の母:ねえ、中國で、地震があったって。大丈夫?

  緑:ああ、朝の。うちのほうは大丈夫だよ。健太郎も子供たちもいつもどおり出かけたし。

  緑の母:そうなの。よかった一。テレビで見たらマグニチュード5っていうでしょう。お父さんと心配してたの。

  緑:(テレビに目をやって)こっちのニュースでもやってる。大きい土砂崩れがあったみたい。あんまり被害が大きくならないといいけど…。

  緑の母:津波は大丈夫なの?上海は海が近いんでしょう?

  緑:まあねえ。でも、青海省は上海からすごく離れてるし、內(nèi)陸なの。津波は大丈夫よ。

  緑の母:そうなの?ならいいけど…。こっちは地震といったら津波だから。この間もチリの地震で、津波警報が出て、大騒ぎだったの。

  緑:えっ、そうだったの。それっていつの話?

  緑の母:先週末よ。日日。

  緑:えー、全然知らなかった。

  緑の母:お母さん、その日友に會いにに出かけてたの。そしたら、津波警報で何時間も電車が止まっちゃって。大變だったのよ。

  緑:被害はどうだったの?

  緑の母:うん。結局予想よりも波が低かったみたいよ。

  緑:よかったじゃない。

  緑の母:上海は地震が少ないっていうけど、平と瑛士には、いざという時のこと、ちゃんと教えておくのよ。

  緑:分かってる。

  緑の母:じゃあ、もう切るわね。健太郎さんによろしく。

  緑:うん。電話ありがとう。じゃあね。

  新出語1

  あんぴ(安否) [名] 安危,平安與否

  きづかう(遣う) [動1他] 擔心,惦念,牽掛

  せいかいしょう(青海省) [專] 青海省

  マグニチュード [名] 里氏,震級

  どしゃくずれ(土砂崩れ) [名] 塌陷,塌方

  ないりく(內(nèi)陸) [名] 內(nèi)陸

  チリ [專] 智利

  けいほう(警報) [名] 警報

  おおさわぎ(大騒ぎ) [名] 大混亂,大吵大鬧

  かまくら() [專] 鐮倉

  なみ(波) [名] 波、波浪

  いざ [副] 一旦

  めをやる(目をやる)看過去

  いざというとき(いざという時)緊急的時候,緊急時刻

  課文

  地震と津波

  2011年3月11日、日本は未曾有の大地震に見舞われた。

  東北地方の三陸の海底を震源とするM(マグニチュード)9という日本國內(nèi)測史上最大規(guī)模の地震が生し、それに連動して、周の海底でM7以上の大きな2つの地震が生した。震源域(地盤の巖石が破壊された)は、東北地方の巖手から東地方の茨城までの、長さ500km、幅200kmのにわたり、震源域では余震が多した。大地震と、それに伴って生した巨大津波は、東日本の沿岸部を中心に壊的な被害をもたらしたのみならず、原子力電所の事故を誘するなどし、世界に大きな衝撃を與えた。

  この「東日本大震災」による死者行方(ゆくえ)不明者は、地震生後6か月の時點で20,000人近くにしたが、その被害の多くは津波によるものだと考えられている。

  津波は、そのほとんどが海底で大きな地震が起きた時に生する。地震により海底地盤が破壊され、大規(guī)模な地變動が起こる。それに伴い、海水が押し上げられて上下動し、海面の水位の變動が周大していき、津波となる。

  下ののように、一般的な波(波浪)は、波長が數(shù)m~數(shù)百mだが、津波は、波長が數(shù)km~數(shù)百kmと長く、海底から海面までの水がまるごと移動するため、巨大な塊となって沿岸に押し寄せる。しかも、勢いが衰えず、連して押し寄せ、陸上の家屋などを破壊しながら內(nèi)陸まで一に駆け上がる。また津波が引く時も、とても強い力で引きけるため、破壊した家屋などを海中に引ぎんでしまう。こうして津波が去った後は、町や村は原形をとどめないほどに風景が變わってしまう。

  島國である日本は、昔から、地震と津波の被害を受けてきた。特に、東北地方では、數(shù)十年から百年ごとに大きな地震が生し、そのたびに、沿岸地域は津波にわれ、多くの犠牲者が出ている。1896年に生した「明治三陸地震」による津波は、內(nèi)陸に到した時の海水面からの高さは最大38.2mに及び、22,000人もの犠牲者を出した。また、10世紀以上さかのぼった869年には「貞地震」と呼ばれる震災が起き、內(nèi)陸の奧深くまで津波がして大きな被害をもたらしていたことが、古い文獻に記されている。今回の「東日本大震災」を引き起こした地震は、その震源域が「貞地震」と類似する點も指摘されており、1,000年に1度の大地震だったのではないかとも考えられている。

  過去の教訓から、沿岸部の地域では、高い堤防をいたり、住民の避難訓練を重ねたりするなど、さまざまな策を講じてきた!笘|日本大震災」でも、地震生直後に、津波警報が令され、いち早く高臺に避難した人々は九死に一生を得ることができた。しかし、津波は、高さ10mもある堤防を々と乗り越えて川を遡上し、次々と家や車や船を飲みみ、町を破壊していった。海水面からの高さは、最大40.5mにもしていたという。この光景を目の當たりにしただれもが、予測をはるかに超える規(guī)模の巨大津波で、あったことを感したはずだ。

  繰り返し津波による被害を受けてきたにもわらず、この地域の人々は沿岸部で生活をんできた。それは、津波の恐ろしさを承知しながらも、海の恵みによって生計を立てることを選んだからなのかもしれない。そして、いつの時でも、それが復興のエネルギーとなってきたのではないだろうか。「東日本大震災」の被害は想像を絶するほど甚大であり、態(tài)を把握するだけでも長い時聞がかかるだろう。しかし、これまでもそうしてきたように、被災地は必ず復興するに違いない。

  地震はいつどこで起こるか分からない。中國では、2008年5月12日に、M8の「四川大地震」が生し、多くの住宅が倒壊したり、山崩れが起きたりするなど、死者·行方不明者は、およそ90,000人に上ったといわれている。そして、2010年4月14日、中國では青海省南部が地震に見舞われ、再び大きな被害と多くの犠牲者が出た。內(nèi)陸部と沿岸部では地震による被害は異なる。しかし、言えることは、地震や津波は、一瞬にして數(shù)多くの人命と生活基盤のすべてをってしまうということだ。

  「天災は忘れたころにやってくる」という言葉がある。天災ばかりは防ぎようがない。わたしたちができることは、いざという時にどう行動すべきかなどについて、普段からえておくことぐらいのものだ!えあれば憂いなし」という言葉もあるように。

  地震にする

  地震が起こった時の行動を身に付けておく。

  △室內(nèi)にいる時に地震が起きたら、丈夫な機やテーブルなどの下に潛り、それらの腳をしっかりと握る。

  △屋外にいる時に地震が起きたら、ブロックや石電柱や自動販機など、倒れる危険性のあるものから離れる。

  △海岸地域では、地震が起きたら津波の危険があるので、車を使わずになるべく高い所へすぐに避難する。

  △がれきやガラスの破片などが散亂しているので、裸足で歩かない。

  常に家に、飲料水や食料、薬、ラジオ、防寒具なと避難生活に必要なものを用意しておく。

  新出語2

  みぞう(未曾有) [名] 以來有過,未曾有

  みまう(見舞う) [動1他] 遭受;探望

  しんげんいき(震源域) [名] 震源區(qū)

  じばん(地盤) [名] 地,地基;地盤

  がんせき(巖石) [名] 巖石

  いわて(巖手) [專] 巖手

  かんとう(東) [專] 關東

  いばらき(茨城) [專] 茨城

  はば(幅) [名] 寬

  こうはんい() [名] 范圍廣大

  よしん(余震) [名] 余震

  たはつする(多~ ) [名·サ變自] 頻度

  ひがしにほん(東日本) [名] 東日本

  かいめつてき(壊的) [形2] 毀滅的

  げんしりょく(原子力) [名] 原子能,核能

  はつでんしょ(電所) [名] 發(fā)電站

  ゆうはつする(誘~ ) [名·サ變他] 誘發(fā)

  ゆくえ(行方) [名] 去向,下落,行蹤

  たっする(~ ) [サ變自] 達、達到

  ちかく(地) [名] 地

  へんどう(變動) [名·サ變自] 變動,變化,波動

  おしあげる(押し上げる) [動2他] 推上去,頂上去

  じょうげどうする(上下動~ ) [名·サ變自] 上下運動

  すいい(水位) [名] 水位

  いっぱんてき(一般的) [形2] 一般的

  はろう(波浪) [名] 波浪

  はちょう(波長) [名] 波長

  まるごと [副] 整體

  いきおい(勢い) [名] 勢力,勢頭

  りくじょう(陸上) [名] 陸地上

  かけあがる(駆け上がる) [動1自] 沖上,跑上

  かいちゅう(海中) [名] 海中,海里

  ひきこむ(引きむ) [動1他] 投進來,搜入

  げんけい(原形) [名] 原形,原貌

  とどめる [動2他] 存留,保留,遺留

  めいじさんりくじしん(明治三陸地震) [專] 明治三陸地震

  かいすいめん(海水面) [名] 海平面

  じょうがんじしん(貞地震) [專] 貞觀地震

  しんさい(震災) [名] 地震災害

  おくふかい(奧深い) [形1」深、深;深遠

  ぶんけん(文獻) [名] 文獻

  しるす(記す) [動1他] 記載

  ひきおこす(引き起こす)[動1他] 引起

  るいじする(類似~) [名·サ變自] 相似,類似

  きょうくん(教訓) [名] 教訓

  ていぼう(堤防) [名] 堤

  はつれいする(令~) [名·サ變他] 發(fā)布命令

  いちはゃく(いち早く) [副] 很快地,迅速地

  かるかると(々と)[副] 輕松地,輕易地

  そじょうする(遡上~ ) [名·サ變自他] 溯流而上

  のみこむ(飲みむ) [動1他] 吞下,咽下;理解、領會

  いとなむ(む) [動1他] 營(生),辦(事業(yè));經(jīng)營

  めぐみ(恵み) [名] 恩澤

  せいけい(生計) [名] 生計

  ぜっする(絶~) [サ變自他] 超絕

  じったい(態(tài)) [名] 實際狀況

  はあくする(把握~) [名·サ變他] 掌握

  シセン(四川) [專] 四川

  じゅうたく(住宅) [名] 住宅

  とうかいする(倒壊~) [名·サ變自] 倒塌

  やまくずれ(山崩れ) [名] 山體崩塌

  じんめい(人命) [名] 人命

  きばん(基盤) [名] 基礎

  うばう(う) [動1他] 奪去、失去;搶奪

  てんさい(天災) [名] 天災

  そなえ(え) [名] 準確、預備

  うれい(憂い) [名] 憂愁、痛苦、苦悶

  しつない(室內(nèi)) [名] 室內(nèi)、屋里

  ブロックべい(~) [名] 磚墻

  いしべい(石) [名] 石墻

  でんちゅう(電柱) [名] 電線桿

  なるべく [副] 盡量

  がれき [名] 瓦礫

  はへん(破片) [名] 碎片

  いんりょうすい(飲料水) [名] 飲用水

  ぼうかんぐ(防寒具) [名] 御寒用品

  げんけいをとどめない(原形をとどめない) 沒有留下原貌的痕跡

  きゅうしにいっしょうをえる(九死に一生を得る) 身處絕境而奇跡般地脫險

  めのあたりにする(目の當たりにする) 目睹

  せいかつをいとなむ(生活をむ) 維持生活

  せいけいをたてる(生計を立てる) 謀生

  そうぞうをぜっする(想像を絶する) 超出想像

  てんさいはわすれたころにやってくる

  (天災は忘れたころにやってくる) 天災總是在人們淡忘時再次發(fā)生

  そなえあればうれいなし(えあれば憂いなし) 有備無患

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